ロンドンで旅するように暮らす

旅行好きの「あひる」の日記です。ガイドブックに載っているロンドン定番の観光地から在住者に人気の穴場スポットまで行ってみました!

お料理・キッチン周りの硬水対策

今日はお料理、キッチン周りの硬水対策について紹介したいと思います。

ちなみにこれまでの硬水対策関連の記事はこちら(↓)です。

smileduck.hatenablog.com

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ロンドンの水道水は硬水であることに加えてLimescaleがたくさん含まれているので、飲めなくもないのだろうけれども、かなり不味いです。ちゃんと飲んだことはないけれど、歯磨き時に口をゆすげば多少味がわかります。飲用にも料理にも使えないお水です。

しかし、ただ不味いというだけではないのです。キッチン周りで硬水およびLimescaleで困ることといえば、次のようなものがあります。

湯沸かしポット:Limescaleが固まって白い粉のようなものが底に付く(←飲んでて心配)、お茶の表面にも透明(白?)の膜が張る

料理:硬水ではお出汁がうまくとれない、硬水をたくさん摂るとお腹を壊す

食器洗い:手洗いした食器を置いておくと数時間後には食器の表面に白い水痕が付く

あひるは割と図太く大雑把なタイプなので硬水を飲んだくらいで大したことはないのですが、家には小さな子どももいるので子どもの口に入るものにはやや気を使います。Limescale入りの硬水なんて飲んだら小さな子はたちまちお腹を壊しそうです。

湯沸かしポットの白い粉は、イギリス旅行などでホテルに泊まったときにも部屋にあるポットに白い粉(膜?破片?)のようなものが入っていたりするので注意が必要です。

ということで、あひるのキッチン周りの硬水・石灰対策はこちらです。

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

①紅茶にはブリタ(Brita)

日本でもよく使われているブリタはロンドンでも一般的に使われています。ブリタを使っても硬水は硬水のままですが、Limescaleは除去できます。硬水が胃に入ってもお腹が少し緩むだけなのでいいのだけれど、Limescaleを摂取するのは想像するだけで体調が悪くなりそうなので極力避けたいです。

また、紅茶の本場イギリスでは、硬水で淹れた黒い紅茶(Black tea)の方がむしろ美味しいという意見もあるようです。軟水で紅茶を淹れると赤っぽくて、硬水で淹れると黒っぽくなるのもなかなか興味深いですね。実際あひるもロンドン生活では紅茶はブリタでろ過したお水を使って淹れていますが、普通に美味しくいただけます。ブリタでろ過したお水を湯沸かしポットに入れて沸かしているので、ポットの中にもLimescaleの白い粉はほとんど付いていません。

ただし、Limescaleを除去し続けるためには、頻繁にブリタのカートリッジを交換する必要があります。ブリタには1ヵ月毎にカートリッジを交換するように容器に電子メモリが付いています。が、あひるの場合は一日に2~3回紅茶を飲むのですが、1ヵ月待たずに3週間めの途中くらいで紅茶の表面にうっすらと膜が張り始めます。とすると、4週間めにはLimescale混じりの紅茶を飲むことになってしまうので早めに交換が必要になるのです。

②料理にはヴォルヴィック(Volvic)

紅茶等以外はほとんどヴォルヴィックを使っています。ヴォルヴィックのお水は軟水(硬度60mg/L)なので、日本人にはおススメです。イギリスでは日本よりもボトルのお水が安く売っているので、あひるはほぼ毎週購入しています。1.5リットル入りのボトル6本で約£3.15(約500円)です。

料理、特に和食には必ずヴォルヴィックです。

ロンドンに来て間もない頃に、お味噌汁を作ろうと思ってブリタのお水で出汁をとろうとしたところ、ほとんど出汁が取れずにビックリしました。どんな感じかというと、お湯に鰹節が浮いているだけのような状態です。(←なんか残念ですよね💦)硬水って、水中に既に鉱物がたくさん溶け込んでいるので密度が高く、お出汁が入る余地がないみたいです。

軟水が当然だった日本での生活では気付かなかったのですが、軟水でないと和食は作れません。ということで、ご飯を炊くお水、お味噌汁、煮物等すべてにヴォルヴィックを使います。また、お水をそのまま飲みたいときも、ヴォルヴィックにしています。

③食器洗いは食洗器にお任せ、手洗いする場合はお湯で洗ってすぐに布巾で拭く

最後に食器洗いですが、ロンドンでは食洗器が一般的でだいたいどこの家にも食洗器が付いています。食洗器を使えば、食器はキレイになるので悩みほとんどありません。

が、和食器など食洗器に入れられないものは手洗いが必要です。そこで生じる問題が、洗った食器をそのまま置いておくと、乾いたときにLimescaleの白い水痕が食器についてしまうという点です。ちゃんと洗ってあるので問題ないといえば問題ないのかもしれませんが、白い水痕が付いている食器ってちょっと汚い気がしますよね。。。実際白い水痕の正体はLimescaleが固まったものなので、これらの食器を使う=Limescaleを口に入れてしまう、ということになってしまうので。。。なので、あひるは食器を手洗いする際にはお湯で洗ってから布巾で食器を拭くようにしています。そうすれば、食器にLimescaleが付着して残る量を大幅に減らすことができます。

毎回布巾で拭くなんて面倒にも聞こえますが、お鍋・フライパン、お皿などほとんどの食器は食洗器に入れるだけで、手洗いするのはお茶碗とお椀くらいなので負担は少ないです。

 

完璧とまではいえないものの、一応キッチン周りはこれで回っています。日本ではほとんど気にしたことがないところを気にしなければならないこと自体、少し不便だなと感じるロンドン生活です。以上、あひるのお料・キッチン周りの硬水・石灰対策でした。