お洗濯の硬水・石灰対策
今日はお洗濯の硬水・石灰対策について紹介したいと思います。
ちなみに前回のお風呂・シャワーの硬水対策の記事はこちら(↓)です。
ロンドンのお洗濯で困ることといえば、次のとおり。
洗濯:柔軟剤がないと洗濯した衣類がバシバシ(柔軟剤入れても効果は微妙ですが、入れないよりはマシ)、衣類が傷む&退色する、時にLimescaleが洗濯機の中に溜まって洗濯物が砂だらけのような状態になる、洗濯機が壊れる
いやいや「洗濯機が壊れる」とかないでしょう、と笑われそうですが、あひるの家の洗濯機は引っ越してきた時点で壊れる寸前の状態でした。というのも、あひるの家の先住者が最後に洗濯機を使用してから1ヵ月ほど洗濯機が使用されていなかったために、洗濯機の中で石灰が固まってしまったようなのです。そもそも先住者がちゃんと石灰対策をしていたかどうか自体疑わしい面もあるのですが、オーナーさんに聞いたところ「普通に使えていた」とのことだったので、1か月で石灰が固まったとみています。
どんな状態だったかというと、洗濯機を開けると生臭く(扉にも多少のカビのような黒ずみがあり)、それも湿気のせいかなと思って洗濯物を入れて回したのですが、洗濯物を干す段階になってビックリ!洗濯物が砂ぼこりだらけになってしまったのです。一つずつ洗濯物を取り出すと、その都度砂のようなものがバラバラと床に落ち、洗濯物自体も手触りが悪く、見た目からして汚い。洗濯前よりも汚くなってしまった洗濯物にドン引きしました。
この砂ぼこりらしきものこそ、石灰。よくよく見ると色は白~薄いグレーで、四角い目の結晶のようです。もちろんそれに加えて普通のホコリのようなものもたくさん、たくさん交じっていました。
さて、そんな洗濯機、もう壊れている?もう使えない?というかもう気持ち悪くて使いたくないからオーナーさんに壊れたと言って新しくしてもらおうとも思ったのですが、オーナーさんに連絡して上記のとおり従前は「普通に使えていた」とのことだったので、なんとかやれるだけのことはやってみることにしました。(ちなみに、汚くなった洗濯物はその日のうちに、近所のコインランドリーに行ってすっかりキレイになりました。)
まず、スーパーに行ってLimescale Removerを購入。これは洗濯槽の中に付着してしまった石灰を取り除くもの。スーパーの売り場の同じ並びにLimescal Protectorといった石灰予防のものも同じようなパッケージで売っているので、間違えないように注意が必要です。
このLimescale Removerだけを洗濯機に入れて回します。
「これでキレイになるはず」
と思っていたのですが、ダメでした。洗濯機を開けてみると、目に見えて洗濯槽に石灰の砂ぼこりが付着しています。それにウェットティッシュで洗濯槽を拭いてみると、グレーの色が付きました。
ここでもうやめてもよかったのですが、めげずにまたスーパーに行って二度目のLimescale Removerを購入。これでダメならオーナーさんに買い替え交渉をしようと思って、諦め半分でLimescale Removerを入れて洗濯機を回しました。
次は、、、キレイではないけども、どうだろう?といった感じ。(あひるの表現力なさすぎて、何も伝わらない💦笑)
試しに相方の衣服を入れて(←自分のものは入れない💦笑)、洗濯機を回しました。
洗い上がりは可もなく不可もなく。石灰はついてなさそう、というかあのドン引きした洗濯物と比べると明らかにキレイではある。。。ということで合格です。
Limescale Remover、ちゃんと効くようですが、念のため複数回やったほうがいいというのが結論でした。なお、「洗濯機が壊れる」というのは、洗濯槽に石灰が溜まりすぎてにっちもさっちもいかなくなる状況だそうです。
さて、前置き(?)が長くなってしまいましたが、あひるのお洗濯の硬水・石灰対策はこちらです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
①カルゴン(Calgon)
ロンドンでは言わずと知れたカルゴン。洗濯時の必須アイテムです。洗濯時にカルゴンを洗剤と一緒に入れて洗濯すると、石灰が固化するのを防いでくれます。これがないと、きっとまた石灰の砂ぼこりだらけになるのだろうと想像つると嫌すぎて、使わざるを得ません。
②洗剤&柔軟剤
Percilはイギリスでは定番の洗剤の一つではないでしょうか。こちらのパックは小さなビニールの中に液体洗剤が1回分ずつ入っていて、とても使いやすいです。洗濯時にこの小さなビニールを洗濯物と一緒に放り込めばOKです。Percilはいろんな種類が出ているのですが、洗浄力はなかなか良いので、どれを選ぶかはお好みといったところでしょうか。
柔軟剤はレノア(Lenor)を使っています。柔軟剤は硬水対策として必須アイテムです。柔軟剤を入れてもふんわり~とはいきませんが、入れないと洗濯物が乾いたときにバッシバシになるので、絶対必要です。
③洗濯機の設定
こちらがあひるの家の洗濯機。オーナーさんがIKEA好きのようで、キッチンも洗濯機も家の中はIKEA製品で埋め尽くされています。通常洗濯の設定温度は冷水~90度までありますが、低め設定(40度)で洗濯します。正直、日本と同じように冷水で洗いたいのですがそれだとキレイにならないのと、高温すぎると色落ち・傷みがきついので、妥協で40度くらいなら冬場のお風呂で洗ったようなものだろうという適当な感覚で40度設定にしています。この温度でも色うつりはあるので、大事なものを洗うときには色分けして洗うようにしています。
と諸々やっているものの、、、ロンドンのお洗濯問題は硬水・石灰対策だけの問題ではないというのが実情です。というのも、そもそもの洗濯機、これ自体が優しくないんです。日本の洗濯機は縦ドラムで流水の力でお洗濯をしているのですが、こちらの洗濯機は横ドラムで少量の水(というかお湯)で洗濯物同士を叩きつけながらお洗濯をしています。そのため服のダメージは相変わらず半端ないです。
日本ではエマールを使ってニットもネットに入れて自宅で洗っていましたが、ロンドンではどうすればよいのでしょうか。。。一応、洗濯機にはニット系も洗えそうな設定が付いているのですが、普段の洗濯機の働きぶりを見ていると、とてもじゃないけどニットを洗う気になれません。シーズン終わりのニット、どうしよう。。。ああ、日本での快適な洗濯ライフが懐かしいです💦💦