ロンドンで旅するように暮らす

旅行好きの「あひる」の日記です。ガイドブックに載っているロンドン定番の観光地から在住者に人気の穴場スポットまで行ってみました!

コッツウォルズ旅行 番外編~The Lamb Inn~

コッツウォルズ旅行であひるが泊まったお宿は、The Lamb Inn(ザ・ラム・イン)というグレート・レシントン(Great Rissington)にあるインです。

グレート・レシントンは、バーフォードから約6マイル(車で15分)、ボートン・オン・ザ・ウォーターから約3マイル(車で7分)の距離にある草原に囲まれたとっても小さな集落でした。インの周囲にお店はなく、観光地化していないので、とっても静かに滞在できます。

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こちらがラム・インの外観です。コッツウォルズストーンでできた建物はとっても古く、約300年前に作られた建物です。客室は全部で14室あり、それぞれの部屋に個性があります。こういった古いインに宿泊できるというのもコッツウォルズの魅力の一つです。なお、無料の駐車場付きです。

宿泊客の入り口は建物に向かって左側にある小道から入っていきます。古い建物なので、天井が低いところもあるので背の高い人は注意が必要です。

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ラム・インにはパブ(兼レストラン)も併設されていて、ここで朝食や夕食をいただくこともできます。内装はレトロで趣きがあり、また、手入れが行き届いていてとっても清潔ですてきな空間になっています。

前方の壁には、ずっと昔にグレート・レシントン出身の兄弟たちが乗った飛行機が墜落したという歴史の紹介とともにその飛行機の一部などが展示されているようでした。パブのお兄さんが、ここは古くて歴史のある場所なんだよ、と教えてくれました。

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左手はパブカウンター、右手はテーブル席です。正面奥の空間は2組分のテーブル席があり、また更に左奥にも空間が広がっていて、お庭を眺めることができる席が並んでいます。

朝食は一番奥のお庭が見える空間で太陽光を感じながらいただくことができます。また、夜のレストランの予約席も一番奥の空間です。手前の写真の空間はパブ利用のお客さんが多くなりますが、お食事もちゃんといただけます。

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パブでオーダーした飲み物は建物前の屋外の席やガーデンでいただくことも可能です。天気の良い日には最高ですね。

さて、このラム・インの14部屋、あひるは今回はBooking.comを使ったので自動振り分けされたようですが、ラム・インのホームページから宿泊予約する場合にはどの部屋に泊まるが自分たちで選ぶことができます。部屋のサイズやテイストが様々なので、せっかくだから宿泊する場合にはホームページから予約することをおススメします。(あと、余談になりますが、最近のBooking.comは宿泊予約した日数がきちんと宿泊先に伝わっていなかったりと何かとトラブルが多くなってきているようです。あひるも今年に入って2回も被害に遭っているので、今後Booking.comを使い続けるのには躊躇いがあります。今回のラム・インも滞在1週間前にラム・インから宿泊確認のメールが来たのですが、Booking.comの予約ページよりも宿泊日数が減っていて、宿に問い合わせしたところ「Booking.com経由で訂正を」とのことだったのでヘルプデスクに連絡して正確な宿泊日数を伝えてもらい何とかなりました。

ちなみに今回あひるたちが泊まったのはRissingtonという名のついた1階のお部屋でした。お部屋には古い暖炉の前に大きなソファがある居間と、奥にキングサイズのベッドルームと、バスルームで構成されていて、更にお庭を眺めることができます。フロントのすぐ近くなので、外に行くにもレストランに行くにもアクセスが良かったです。

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こちらが暖炉です。実際に使うことはできないようですが、周囲にはお鍋や壷なども飾られており、他では感じることのできない雰囲気です。イギリスらしくお茶菓子と紅茶・コーヒーも部屋に常備されています。お部屋の中は絨毯になっているので、子連れでも安心です。ベッドルームとバスルームの写真は撮り忘れたのですが、バスルームも新しいものが入れられているようで、シャワールームもなぜか電気が自動的にカラフルに光る仕組みになっていました。

 

チェックインを済ませて荷物を置いたところで、ラム・インの周辺散策です。といっても、周辺は住宅が点在しているのみ。。。

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どのお家も石造り又はレンガ造りになっていて、緑のガーデンがキレイで素敵な場所です。とにかく住宅が数件あるだけの集落なので、車もほとんど走っておらず、静かです。

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ラム・インから歩いて5分ほどのところにはロバ(?)がいました。のほほんとして、ゆっくりと柵の近くまで来てくれました。

ラム・インに滞在中、朝食はお宿でいただきました。ここの朝食はブリティッシュスタイルになっていて、席に着くやいなやコーヒー又は紅茶がサーブされ、メイン(ホット)のお料理を選択できます。そのほかにセルフサービスでパン、シリアル、ヨーグルト、フルーツ、牛乳やジュースをいただけます。

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イギリスではメジャーな朝食のポリッジ(Porridge)。オートミールの一種です。栄養価が高く、健康に良いとされています。こちらのポリッジは、ベリーのジャムとたっぷりのはちみつが添えられていて、とっても美味しかったです。量が多かったので、朝から食べるにはなかなかのものでしたが(笑)

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こちらはトーストに厚切りのサーモンとスクランブルエッグが添えられた一品。見た目の適当さがイギリスらしいですが、味は確かです。

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そしてこちらがイングリッシュブレックファースト、ベジタリアン用です。ベジタリアン用だとソーセージも野菜でできていました。トーストは伝統的な揚げタイプでした。

メイン料理が選べるので毎日食べても飽きない朝食になっていて、大満足です。

そして、滞在中一回だけ軽く夕食もいただきました。あまりお腹が空いていなかったので、スターターのみです。

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こちらはオリーブとパン。パンにはガーリックがしっかり塗られていて、ビールに合う一皿でした。

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こちらはスープ・オブ・ザ・モーメント(Soup of the moment)。カリフラワーやその他野菜がペースト状に煮込まれたスープで食べ応えがありました。このスープはかなり美味しかったです。

パブ兼レストランの店員さんたちはみなさんとってもフレンドリーで、子連れのあひるたちには配慮もしてくださってとってもありがたかったです。

 

そんなこんなでラム・インには3泊お世話になったのですが、街へのアクセス良し、静かで環境良し、料理良し、サービス良しの大満足な滞在になりました。車があればコッツウォルズではラム・インでの滞在をおススメします。