ロンドンで旅するように暮らす

旅行好きの「あひる」の日記です。ガイドブックに載っているロンドン定番の観光地から在住者に人気の穴場スポットまで行ってみました!

パブでタイ料理? ~チャーチルアームズ~

ロンドンには数多くのパブがありますが、その中でも最も有名な老舗パブの一つであるチャーチルアームズ(The Churchill Arms)は独特のものがあります。とても有名なので数々の観光本にも載っているようですが、ロンドン中心部から外れていて観光客がそれほど多くないエリアだからか現地民の割合が多いと感じるパブです。

チャーチルアームズに行くには、ノッティングヒルゲートからケンジントンハイストリート方面に南下していくと早いです。歩いていると右手になんとも外観が華やかなパブが見えてきます。派手すぎて見落とすことはまずないでしょう。

そう、このチャーチルアームズ、まず外観がとても素敵なのです!イングリッシュガーデンを想起させる色とりどりの花🌸に包まれていて、かわいらしいお姿をしています。季節によって外観も変わるので必見です。

そして、内装も素敵!入ってすぐのエリアはカウンターを中心とした英国伝統のパブになっています。そして、その奥に進んでいくと、、、なんと籠やらお鍋やらが天井を埋め尽くす不思議な空間が広がっています。

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古めかしい空間に、とりあえず使わなくなったやかんだのスプーンだの諸々の用具を吊り下げたといった感じなのですが、やけにどれも趣きがあって温かみがあります。暖色系のランプが吊られているのも素敵です。時が止まったような、なんとも不思議な空間。。。

そして更に奥のスペースは、打って変わってお花やグリーンに包まれた華やかな植物園のような雰囲気になっています。

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不思議の国に迷い込んだかのような錯覚に陥りそうです。

そして、チャーチルアームズで忘れてはならないポイントが、料理が素敵!ということ。パブといえばどこでも同じようなメニューでフィッシュアンドチップスやミートパイが出てくるものと思われがちですが、なんと!このチャーチルアームズは、、、タイ料理なんです!

、、、え?パブでタイ料理?

あひるも最初聞いたときには、すぐには呑み込めず理解に苦しみ、何かの間違いではないかとも思ったのですが、本当にタイ料理が提供されています。しかも、ここのタイ料理は作っている方々もタイ人の方々で、本格タイ料理なのです。(あひるは、ひと昔前に半年ほどタイ人のお友達と一緒に毎週のようにタイ料理店を食べ歩いていたことがあり、また本場タイにもご飯を食べに行ったくらいタイ料理が好きなので、タイ料理の味にはうるさいのですが、ここのタイ料理は本当におすすめです!)

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写真は、前菜の春巻き(写真左上)、メインの鶏肉のピリ辛炒め(写真右上)とグリーンカレー(写真中央)です。春巻きは香草が効いていてチリソースによく合っていました。鶏肉のピリ辛炒めは唐辛子が紛れ込んでいて唐辛子そのものを食べてしまうとしばらく口がひーひーになるくらいのちょうど良い辛さになっています。グリーンカレーもココナッツの風味が辛さにマッチしていて美味です。唯一あひる的なわがままを言わせてもらうと、「ジャスミンライスだったら良かったな~」というくらい。でも本当に美味しかったです。あと、写真には写っていませんが、海老のチップスもいただきましたが、お腹いっぱいで食べきれず、お持ち帰りをお願いしました。ちなみに、このチャーチルアームズは店員さんが皆さんとても親切で対応もよかったです。

写真にある通り、お上品なタイ料理という感じではなく、タイにあるカジュアルな食堂といった表現の方が近いのですが、もともとタイ料理ってそういうものなので、タイ料理がお好きな方にはハマるところだと思います。